知的財産ニュース タバコの値上げを受けて電子タバコのデザイン出願が急増

2015年1月18日
出所: 韓国特許庁

396

2015年からタバコを値上げするとのニュースが流れた昨年、電子タバコに関するデザイン出願が急増したことが分かった。

特許庁によると、2013年に69件に過ぎなかった電子タバコに関するデザイン出願が2014年11月まで141件も出願され、100%を超える伸び率を見せた。

特許庁に受け付けられた電子タバコに関するデザイン登録件数も、2010年から2012年までの3年間で計30件だったが、2013年から2014年11月までそれぞれ38件、42件登録され、電子タバコに関する物品の需要が増加していることが分かる。登録された物品の類型を分析してみると、電子タバコが46%(51件)で最も多く、電子タバコのカートリッジなどの付属品が41%(46件)だった。

このように電子タバコに関する物品のデザイン登録件数が増加したのは、昨年から全国的に話題となったタバコの値上げニュースおよび禁煙を決心した愛煙家による需要が影響したと見られている。

特許庁デザイン審査課のキム・ジメン課長は「最近、電子タバコ市場の拡大によって電子タバコの出願と登録が急増しているが、デザインはその外観を保護するもので、電子タバコの品質を保証するものではない以上、直接効果を確認してから購入することが重要だ」と説明した。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195