知的財産ニュース 特許庁、全国5カ所で知的財産フォーラムを開催

2015年9月10日
出所: 韓国特許庁

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特許庁は、9月10日の釜山から始め、江原道(10月)、全羅南道(11月)、済州道(11月)、忠清北道(12月)にて、知的財産フォーラムを開催する計画だと発表した。

今年の知的財産フォーラムは、去年とは違って地域の主要イベントとの連携で開催される。地域の関係者(自治体、企業、大学、関係機関)や海外バイヤー等、各界から多様な人たちが参加して、各地域の知的財産活性化に向けた討論を行うとともに、様々な政府支援事業(国内外の権利化、ブランド開発等)について紹介する予定だ。

初の開催地である釜山知的財産フォーラムは、9月10日、釜山の優秀特許技術展示会である「2015釜山地域産業の新技術博覧会(10~12日)」と同時に開かれる。

釜山地域産業の新技術博覧会の概要

目的
中小・ベンチャー企業の優秀特許技術・製品を展示し、国内外市場販路開拓及びマーケティング活動支援
内容
ブース運営(150カ所)、知的財産フォーラム、国際ビジネス相談会等
日時/場所
2015年9月10日~12日 10:00~17:00 / BEXCO

釜山知的財産フォーラムには、チェ・ドンギュ特許庁長を始め、キム・ギュオク釜山広域市経済副市長、釜山広域市議会のクォン・オソン経済文化委員長、釜山大学キム・ギソプ学長等、釜山地域の産業界・学界の人事が多く出席する予定だ。

今回のフォーラムでチェ・ドンギュ特許庁長は、中堅・中小企業の成長及び創造経済の拡大に向けた政府の中小企業育成支援策及び企業の知的財産権戦略化を話題に上げる一方で、地域の知的財産裾野の拡大に向けた地元企業の役割及び重要性を訴える予定だ。また、知的財産による地域経済成長の方策を探るため、中央政府・地方自治体の役割の確立や共同成長の対策作り等、具体的な事案について議論する。

チェ・ドンギュ特許庁長は「今回知的フォーラムを開催したように、今後も引き続き、知的財産活性化に向け、中央政府・地方自治体間の協力に力を入れる予定だ」とし、「また、地元の中小企業に対する知財権支援の幅を広げ、地元の優秀企業を発掘することで、韓国経済全体の成長をリードしていく」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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