知的財産ニュース 特許庁、国際出願説明会・マンツーマン相談会を開催

5149

特許庁は、知的財産の国際出願段階から海外知財紛争への対応まで、国際出願の全段階について事例を中心に紹介する説明会を10月22日、ソウルのベンチャー企業協会にて開催する。

同説明会では、国際出願制度(PCT[1]・マドリッド[2]・ハーグ[3])と手続きに関する理論的な内容だけでなく、実際海外で知財権の管理や保護に成功又は失敗した様々な事例も紹介される。

また、海外知財権の獲得から保護まで全段階を扱い多様な事例を紹介するだけに、講師も多様な分野・機関から招く。世界知的所有権機関(WIPO)のキム・ジョンアン局長や長年知財権業務を行ってきた弁理士及び知識財産保護協会の海外知財権担当者らが有益で興味深い発表を行う予定だ。

一方、会場の外ではマンツーマン相談会も行われる。方式審査経験とノウハウを持つ特許庁の分野別の方式審査実務者がPCT・マドリッド・ハーグ国際出願の手続きや国際出願書の作成法等について相談に乗る。

説明会には、ベンチャー・中小企業の役職員、個人発明家等、海外知財権出願に興味のある人ならだれでも参加でき、マンツーマン相談は説明会当日、現場で申し込むことができる。

注記

[1]一つの国際出願書の提出により「特許協力条約」に加盟した複数の国に同時に特許を出願する制度
[2]一つの国際出願書の提出により「標章の国際登録に関するマドリッド協定」に加盟した複数の国に同時に商標を出願する制度
[3]一つの国際出願書の提出により「産業デザインの登録に関するハーグ協定」に加盟した複数の国に同時にデザインを出願する制度