知的財産ニュース 強い知識財産を基盤とする「隠れたチャンピオン企業」を育成

2015年3月23日
出所: デジタルタイムズ

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強い知識財産を有するグローバル隠れたチャンピオン企業の育成を支援する事業が施行される。

中小企業庁と韓国知識財産戦略院は、23日、「2015年度技術革新型の知識財産(IP)統合ソリューション支援事業」を推進すると発表した。

同事業は、企業の知識財産権被害を予防し、海外紛争が発生した際、一歩早い対応を支援するためのもので、R&D特許戦略と特許経営戦略の2分野に分けて計23億ウォンの予算を投入する。

R&D特許戦略は、主力技術に対するIPの獲得・補強、IP基盤の新事業R&D企画などを、特許経営戦略は、IPインフラの獲得とIP診断、特許の質的評価などをそれぞれ支援する。

支援規模はR&D特許戦略が1億2,000万ウォン、特許経営戦略が2,500万ウォンで、企業負担金は中小企業が合計事業費の25%以上、中堅企業が40%以上となっている。支援対象は、前年度売上高が200億ウォン以上であって、最近3年間の売上高に比べてR&D投資の割合が平均2%以上の中小・中堅企業だ。システムSW開発・供給に関する企業の場合、売上高50億以上であれば、支援対象となる。

隠れたチャンピオン企業の候補(ワールドクラス300企業、グローバル強小企業、グローバル専門企業、地域型強小企業)と希望エンジニアー積金の加入企業、非首都圏所在の企業などは優待される。

※強小企業:強力な中小企業

申し込みを希望する企業は、24日から来月の24日まで技術革新型IP成長戦略書を作成して、電子メール(ahns@kipsi.re.kr)で提出する。

イ・ジュンギ記者

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