知的財産ニュース LG電子、「モノのインターネットに関する特許」世界トップ4

2015年2月15日
出所: 電子新聞

4899

LG電子がモノのインターネット(IoT)に関する特許を最も多く保持している国内企業であることが分かった。国別では米国と韓国、中国などの順でIoTの関連特許を多く保持しているとの集計が出された。

15日、韓国電子部品研究院(KETI)がまとめた「モノのインターネット(IoT)の特許出願動向」という報告書によると、LG電子は、昨年IoT分野において139件の特許を出願し、スウェーデンのエリクソン(206件)、米国のインテル(198件)、クアルコム(143件)に次ぎ、世界4位に上った。

LG電子のIoT特許出願は、2011年の48件から2012年に68件、2013年に129件、2014年に139件へと急増傾向にある。LG電子のほか、韓国企業の中ではKTが75件、サムスン電子が73件でそれぞれグローバル特許出願順位の6位と7位に上った。また、韓国電子通信研究院(ETRI)が52件の特許を出願し、10位となった。

昨年の国別出願人数では、米国がインテルやクアルコム以外にもマイクロソフト(MS)、IBM、XEROXなどを含めて8カ所で最も多く、韓国が4カ所でその次となった。米国の出願人の中には特許管理専門会社(NPE)も2カ所含まれていて、今後、IoT産業分野においても特許侵害訴訟などが相次ぐと見られている。

米国と韓国に次ぎ、中国(ZTE、ファウェイ、China Academy of Telecomm Tech)が3カ所、日本(ソニー、NEC)が2カ所、スウェーデンが1カ所、フランスが1カ所(アルカテル・ルーセント)、フィンランドが1カ所(Nokia)などとなった。

アン・ホチョン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195