知的財産ニュース KIPO、サウジの研修団にKIPOnetを紹介

2014年4月18日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は、17日、外交部の次官や顧問など6の政府省庁の高官で構成されたサウジアラビアの電子政府研修団が韓国の先進的な特許行政情報システム「KIPOnet」を学ぶために庁舎を訪問したと発表した。

KIPOnetは、1999年に始めて開発され、2011年にモンゴル、2013年にアゼルバイジャンはこのシステムを適用しており、現在、アフリカ広域知的財産機関(ARIPO)でも導入が進んでいるなど、世界的に拡大している。
※ARIPO : African Regional Intellectual Property Organization

研修団は、出願、審査、登録などの業務が電子的に処理される過程を見て、審査処理期間の短縮、行政効率性の向上など、KIPOnetの構築の具体的な成果に大きな関心を示した。

2月、韓国特許庁は、アラブ首長国連邦(UAE)と知的財産に関する了解覚書を締結し、韓国人の特許審査官をアラブに派遣して審査を代行することを決めた。また、3月には、サウジアラビアの特許審査官約10人が特許庁で教育を受けるなど、中東諸国との協力が積極的に行われている。

今回のサウジアラビアの電子政府研修団訪問をきっかけに、特許行政分野における中東との協力がより拡大する見通しだ。

産業財産保護協力局のクォン・オジョン局長は、「最近、様々な国からKIPOnetへの関心が寄せられ、支援の要請も増加している。今回のサウジアラビア研修団の説明会をきっかけに、中東における特許行政の韓流拡大を後押ししたい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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