知的財産ニュース 江原道にIP創造ゾーンを開所

2014年6月25日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は、地域の創業予備軍が創意工夫のアイデアを具体化し、知的財産権化して創業につなげるよう支援する「江原IP想像ゾーン」を6月24日、全国で始めて開所したと発表した。

「IP想像ゾーン」は、今年試行的に江原、光州、大邱、釜山地域において自治体との協力を通じて構築される。創作教室‐特許研究室‐創業保育室の段階別プログラムが運営され、創意工夫のアイデアによる知的財産権化と事業化の連携を支援する。

創作教室は、誰もが創意工夫のアイデアを創出し、そのアイデアを実現できるよう、発明手法とアイデアの検索、導出、実現について教育を行う。特許研究室は、アイデアの高度化過程に関する段階別教育と専門家によるメンタリングを実施するほか、優秀技術の権利化を支援する。また、創業保育室は、地域別の関係機関との連携を通じた事業化を重点的に支援する計画だ。

開所式では、韓国特許庁の次長、道議員、韓国発明振興会の関係者などをはじめ、地域の中小企業、関係機関の役職員など約100人が参加した中で、「IP創造ゾーン」の開所を歓迎した。

「IP創造ゾーン」は江原をはじめ、大邱、光州、釜山で順次開所される予定だ。教育費やその他の付帯費用を無料で支援し、参加を希望する人は、江原と大邱、光州、釜山南部の知識財産センター(www.ripc.org外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で問い合わせできる。

韓国特許庁イ・ジュンソク次長は、「IP創造ゾーン」を通じて、アイデアの権利化・事業化への支援だけでなく、地域の知的財産力量を高め、創造経済の実現に貢献できると思う」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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