知的財産ニュース KIPO、2014年上半期の商標政策動向セミナーを開催

2014年4月14日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁は、4月14日、午後2時にソウルの韓国科学技術会館において、韓国商標・デザイン協会とともに「創造経済時代における商標審査政策の動向」をテーマにした2014年上半期の商標政策動向セミナーを開催する。

今回のセミナーは、韓国特許庁が公正な商標秩序の確立のために2013年9月から現在まで推進してきた「商標・デザイン品質向上推進戦略」の成果と課題を見直すために設けられ、特に、商標を使用せず、商標を先に登録して訴訟などのトラブルをもたらし、個人の利得を得ようとする商標ブローカーに積極的に対応しようとする韓国特許庁の意志を確認することにセミナーの意義がある。

今回のセミナーでは、韓国特許庁が2013年9月に発表した「商標・デザイン審査の品質向上に関する推進戦略」の主な内容となった識別力及び誠実表示的な商標の識別力の認定要件の緩和などポジティブ審査を強化して得られた成果と、他人のアイデアが反映されている商標を先に登録したり模倣した商標の出願を根絶するために行った取り組みの結果などを紹介し、1990年以後23年ぶりに推進される商標法全部改正案の主な改正事項を紹介する。

全部改正(案)の主な改正内容は、商標権を利用して不当な利益を得ようとする商標ブローカーの根絶、先願主義の問題点のフォローアップ、真意誠実の原則に反する権利の獲得を防止するなど、不正な商標権の登録及び行使を阻止する一方、正当な権利者をより厚く保護して商標秩序を回復させるために設けられた。

最後に、商標出願時の商標の権利範囲を決定する現行の商品審査の方向と商品の分類及び審査基準を説明し、実際に審査官と分類担当者の商品競技審査の手続きと事例を紹介することで、商標出願に役立つ商品指定の範囲などのガイドラインを提供する。

セミナーは、商標デザイン審査局のパク・ソンジュン局長を挨拶を皮切りに、商標審査品質向上政策(カン・キョンホ課長)、商標法及び商標審査基準の改正事項(ソン・ホジン事務官)、商品分類整備及び商品審査の方向(イ・ヒョンウォン事務官)について発表を行い、参加者の質疑応答の順で進められる。

セミナーの資料は現場で配布する予定で、その他は特許庁商標審査政策課(042-481-5377)で問い合わせしている。

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