知的財産ニュース KIPO、第1回知的財産教育活用コンテスト開催

2014年5月9日
出所: 韓国特許庁

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韓国特許庁の国際知識財産研修院が主宰し、韓国発明振興会が主管する「第1回知識財産教育活用コンテスト」が7日、ソウルのコエックスで開催された。

今回の大会は、企業・研究所など16機関が参加した。金賞(産業通商資源部長官賞)は、「教育により最適化された特許教育管理技法の導入」をテーマに発表を行った(株)トップエンジニアリングが授賞した。

同社は、知的財産専門家の委託教育や特許分析の専門課程などを運営して特許権の管理能力を高め、専門の特許チームを新設して特許管理システムを導入するなどの成果をあげた。

特許庁長官賞に当たる銀賞には、ハンミ薬品と現代ケピコが、銅賞は大成電気工業、韓国電子通信研究院、フィルックスが選定された。

これまで韓国特許庁は、国際知識財産研修院の教育課程に基づいた教育やe-learningを通じて、企業や研究所、大学、学生などを対象に、知的財産や発明教育を実施してきた。同コンテストは、このような教育を受けた企業や研究所の実務適用の事例を発掘し、知的財産教育の方向設定や活性化に利用することを目的としている。

そのため、韓国特許庁は、発掘された優秀事例を庁内の教育課程の設計・運営に積極的に活用していく計画だ。そのほか、他の教育訓練機関とも連携して知的財産の人材育成に積極的に活用できるよう支援する計画だ。

大会を開催した韓国特許庁国際知識財産研修院のビョン・フンソク院長は、「このコンテストを通じて、知的財産の教育プログラムなどが現場でどのように適用されているかがよく分かり、教育の重要性が強調される場となった。今後、より多くの企業や大学から参加してもらい、良い事例を発掘し続けていく大会になることを期待する」と述べた。

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