知的財産ニュース 韓国特許情報院、大田本社時代を迎える

2014年8月10日
出所: デジタルタイムズ

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韓国最大規模の知的財産サービス専門機関である韓国特許情報院特許情報振興センター(以下、特許情報院)が本格的な大田時代の幕を開ける。

特許情報院は11日午前、大田市西区炭坊洞ケリョンタワーにて、本社移転を記念する開所式を行う予定だ。

特許情報院は、特許・実用新案・商標・意匠に関する産業財産権の審査支援などを担当する特許庁傘下の公共機関として、これまでソウル市麻浦区東橋洞で業務に携わっていた。本社の移転は、外部の専門機関に依頼する先行技術調査業務が書面審査から審査官‐調査員の対面審査に変換されたことで、ソウルでの効率的な業務遂行が困難になったことによるものだ。

特許情報院は、炭坊洞に位置しているケリョン建設本社ビルの一部を借りて本社として活用し、2017年末まで大田万博科学公園に建設予定の「韓国特許センター(仮称)」に移転するとの計画。

すでに先月末から先行技術調査事業部門の一部と重要部署の社員150人が大田本社で勤務しており、来年7月まで250人が追加移転を完了すると400人が大田本社で働くことになる。

パク・ジョンリョル所長は「本社の大田移転を機に特許庁の審査を支援する専門機関としての力量をさらに強化し、特許庁と特許法院、国際知識財産研修院など、知的財産の関連機関が集結している「知的財産都市の大田」の定着に向けて力を入れていきたい」と述べた。

イ・ジュンギ記者

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