知的財産ニュース サムスンのユン・ブグン社長「特許訴訟は非生産的な革新」

2013年11月27日
出所: デジタルタイムズ

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最近訴訟を放棄したダイスンに向かってサムスン電子が注意をした。

ユン・ブグンサムスン電子CE部門長(社長)は27日の午前に、ダイスンとの特許訴訟と関連した記者団の質問に対し、「最も非生産的な革新が特許訴訟だ」と述べた。

ダイスンは、去る8日末にサムスン電子のプレミアム掃除機「モーションシンク」が自社のシリンダー掃除機のホイールの回る特許を侵害したと訴訟を提起した。この特許は掃除機の方向転換と移動性を強化する部分である。これに対しサムスン電子は、自社が独自的に開発したモーションシンク技術であり、ダイスンが保有した特許と異なると対応してきた。

だが、去る11日にダイスンは裁判所に訴訟中止申請書を提出した。これは、サムスンが裁判所に提出した特許技術無効資料を提出したところ、勝訴可能性が低いと判断したものと考えられる。

ダイスンは自ら負けを認めたが、サムスンは関連訴訟を継続していく方針である。サムスンはダイスンが提起した訴訟により受けたブランドイメージの墜落、販売損失規模、訴訟費用などについて損害賠償の請求訴訟を提起することを検討している。

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