知的財産ニュース 海外自動車の模倣部品流通の疑いで2人摘発

2013年6月27日
出所: デジタルタイムズ

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安価な中国製の自動車部品に、盗用した海外の有名自動車の商標を貼り付けて流通させた模倣部品の製造・販売業者が摘発された。

韓国特許庁商標権特別司法警察隊は、中国製の安価な模倣自動車部品を米国、日本、カナダなどの有名な海外の自動車部品メーカーの商品として流通させた疑い(商標法違反) でA氏とB氏の2人を検挙し、取調べを行っていると27日に発表した。

A氏は、2008年から2013年6月まで、京畿道の工場にて、バスや大型トラックに搭載されるテンショナやハブベアリング、リリースベアリングなどのコア部品の模倣品を制作し、ソウルなどの自動車ベアリング部品代理店に販売した疑いが持たれている。

警察隊は、同じ手口で10億ウォンの不当な利益を上げてきたと推定している。また、工場と倉庫に保管していた模倣部品や材料などの約6000個(1億ウォンに相当)も押収した。

警察隊の関係者は、「粗末な自動車部品を製造・流通している業者がさらにいるとみている。そうした悪質な業者に対し、持続的な取締りを行っていく構えだ」と説明した。

イ・ジュンギ記者

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