知的財産ニュース 米ITC 再審査でも「サムスンはアップル特許を侵害」判定

2013年3月29日
出所: デジタルタイムズ

4113

米国の国際貿易委員会(ITC)が再審査でもサムスン電子の機種がアップルの特許を侵害したという予備判定を下したことが分かった。

29日、ITCと関連業界などによると、ITCのトマス・B・フェンダー行政裁判官は、再審査後に修正された予備判定の結果をITCの事務局に最近提出したという。ITCは、ウェブサイトの電子文書システムにてこうした内容を告知したが、予備判定の具体的な内容は公開していない。しかし、ペンダー裁判官がサムスン電子の製品がアップルの特許4件を侵害したという当初の判断を維持したと伝えられる。

フェンダー裁判官は、昨年10月、「ギャラクシーS」と「ギャラクシーS2」、「ギャラクシーTab」などがアップルの商用特許3件とデザイン特許1件を侵害したという予備判定を下した。だが、今年1月、ITCがサムスン電子の反論を一部受け入れ、再審査を決定し、再審査を経て今回予備判定を下した。

最終判定でも特許侵害が認められ、それを米国大統領が受け入れれば、サムスン電子の一部製品は米国で販売禁止となる。

ソ・ジョングン記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195