知的財産ニュース サムスン、ノキアの特許使用期間5年延長

2013年11月5日
出所: デジタルタイムズ

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サムスン電子がフィンランドのノキアの無線通信特許をさらに5年間使用することに合意した。

4日(現地時間)のNETとブルームバーグ通信によると、サムスンが来年1月1日からさらに5年間ノキアの特許を使用する代価として使用料を支払うことに合意したとノキア側が明らかにしたと報道した。サムスンがノキアに支払う金額は2015年までに確定する。

携帯電話部門をマイクロソフト(MS)に売却することとなったノキアにとって、現在特許事業はネットワーク装備業に次ぐ第2の主要収益源であると分析される。このため世界第1位の携帯電話企業である三星との特許契約の延長はノキアにとって好材料であると評価される。ノキアによると、50種以上の主要特許により毎年平均5億ユーロ(約7,180億ウォン)の収益を出しているとのことである。

三星は当初ノキアとの特許契約が今年末に満了するにあたり、契約更新条件を巡りノキアとの葛藤があったと報道した。

ノキアの知的財産権最高責任者であるポール・メリン氏は「今回の合意は特許紛争を生産的に解決した模範例である」とし、「三星とノキアの両社が(特許問題に係る)取引関連の費用を大幅に減らせるであろう」と強調した。

ブルームバーグ通信は、本件に関して三星電子側は合意の事実を認めながらも別途のコメントは行わなかったと付け加えた。

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