知的財産ニュース 「特許分類サービス技術」米国に輸出

2013年1月15日
出所: デジタルタイムズ

3993

韓国特許庁、870万ドル規模の輸出MOUを締結

韓国が特許文献を技術的な特徴に基づいて分類する「特許分類サービス技術」を米国に輸出する。

韓国特許庁は、米国特許庁と870万ドル規模の米国特許の文献再分類サービスを輸出する了解覚書を締結したと、14日発表した。

米国特許文献の再分類サービスは、従来の米国特許文献を国際特許分類システムに会うように再分類するもので、米国特許庁の要請により、2009年から作業が行われてきた。

特許文献の再分類は、特許審査やR&D過程で類似の従来特許文献を検索する際に利用される主な先行技術検索ツールで、特許分類システムの優秀さや正確性を高め、審査品質に大きな影響を与える。

第1次(2009~2010)に30万ドル規模でスタートしたこの事業は、第2次(2011~2012)の75万ドルに続き、第3次事業では870万ドルと、大幅増加した。再分類業務は、特許庁の監督の下で韓国特許情報振興センターが実務作業を行っている。

本事業は、年収5000万ウォン水準の理系専門人材200人の雇用創出効果に匹敵する規模だというのが韓国特許庁の説明だ。

韓国特許庁電機電子審査局のキム・ヨンホ局長は、「今回の輸出契約は、韓国の知的財産専門人材の優秀さを米国特許庁が信頼していることを裏付けている。この事業が知的財産を利用した外貨稼ぎ及び雇用創出の成功的なモデルとして定着できるよう、積極的に取り組んでいきたい」と述べた。

イ・ジュンギ記者

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195