知的財産ニュース 「造船ビッグ3」昨年の特許出願急増

2012年2月8日
出所: デジタルタイムズ

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昨年の国内大手造船会社3社(現代重工業、三星重工業、大宇造船海洋)の特許出願が大幅に増加、特許を通じて成長潜在力を確保するための努力が活発化している。

8日特許庁によれば、昨年出願された国内大手造船会社3社の特許は、前年比65%増の4315件と集計された。

昨年3社が出願した特許現況を見ると、現代重工業が2048件で最も多く、次いで三星重工業1237件、大宇造船海洋1030件であることが分かった。造船3社の年間特許出願1000件時代が本格的に開かれたようだ。

特に現代重工業は、前年比242%という爆発的な増加傾向を見せており、積極的に特許活動を行ったことがうかがえる。現代重工業側は、このように現代重工業の特許出願が急増した理由として、経営陣の技術開発および特許出願に対する高い関心とともに、独自の職務発明補償体制を細分化して、補償額を高めたことが功を奏したと説明している。

特許庁関係者は「最近の造船海洋分野の特許出願は、中国や日本など主要競争国に比べて相対的に著しく増加している」とし、「これは、国内の大手造船会社が技術開発を通じて不況を克服しようとする努力が反映されたもので、国内造船海洋分野の技術競争力強化に肯定的な影響を及ぼすだろう」と述べた。

李・ジュンギ記者

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