知的財産ニュース 発明の楽しさを満喫しよう!青少年発明フェス2012を開催

2012年7月26日
出所: 韓国特許庁

3650

韓国学生発明展示会及び韓国学生創意力チャンピオン大会を同時開催

韓国特許庁は、韓国最大規模の10代向け発明イベントである「10代向け発明祭り2012」を7月26日から30日までの5日間、ソウルのコエックスで開催する。

イベントの期間中には、優秀が学生による発明品の展示と創意力チャンピオン大会が同時に行なわれるほか、様々な体験プログラムと学術大会が開かれる予定で、発明に関心の高い親子の目が向かれている。

今年で25回目を迎える「韓国学生発明展示会(韓国特許庁・朝鮮日報の共同主催)」で競争を勝ち抜け、受賞された170点余りの発明品が展示され、青少年の奇抜で斬新なアイデアが際立つ様々な発明品が観覧客を楽しませる。

※2012年における韓国学生発明展示会の出品作数:8,485件

栄誉ある大統領賞には「保管と持ち歩きが簡単な学習向けハサミ」を発明した金ユジン(プサン・サンダン小学校5年生)が受賞し、国務総理賞は金チェラン(キョンギ・ウナム高校3年生)、世界知的財産権機関(WIPO)事務総長賞は、文キョンジン(インチョン・科学高校1年生)、朝鮮日報社長賞は、金ジュンソク(テジョン・チョンナム中学校2年生)が受賞した。

授賞式は青少年発明祭りの開幕日である7月26日に行なわれ、国家知識財産委員会の尹ジョンヨン委員長、韓国特許庁の金ホウォン庁長などが出席する予定だ。

また、2002年から毎年開催されている「韓国学生創意力チャンピオン大会(特許庁・サムスン電子が共同主催)」の本選大会も26日から28日まで同時に開催され、イベントを盛り上げるとみられる。予選で先発された全国の小・中・高の生徒100チームがお互いの創意力を競う本大会で優秀な成績を収めたチームは、国家知識財産委員会の委員長賞、特許長賞などの賞状と副賞がもらえる。
※2012年における韓国学生創意力チャンピオン大会の申請チーム数:1,273チーム

イベント期間中には、「開かれた発明教室」、「発明品開発体験」、「創意力チャンピオン大会模擬体験」など、多様な体験プログラムが用意され、観覧客も一緒に楽しめる真の祭りになるよう準備されている。

知識財産基盤の自生第英才起業家、発明・特許特性化高校、YIP(Young Inventors Program, 青少年発明家プログラム)など、特許庁が進めている発明教育に関する政策PR館を運営し、親子に役立つ教育情報を提供する予定だ。

ほかにも、教育に関心の高い親と教育者のための学術大会も開かれる。韓国職業教育学会、韓国技術教育学会、韓国英才教育学会など、3学会の連合学術大会として開かれるイベントでは、発明教育と青少年の人材育成に関する基調講演と討論が行なわれる予定だ。

※学会別の学術大会テーマ

  • 韓国職業教育学会
    国家競争力の向上に向けた特性化高校マイスター高校における発明教育強化策
  • 韓国技術教育学会
    未来融合人材と発明教育
  • 慣行英才教育学会
    英才教育パラダイムから見た発明英才教育の現状と課題

金ホウォン庁長は、「今回のイベントが国民の発明への認識を向上し、特に青少年が発明により親しんでもらえるきっかけになると期待している。」と述べた。

今回の青少年発明祭りの開催に関する詳しい内容は、韓国発明振興会のホームページ(www.kipa.org外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で確認でき、電話(02-3459-2748、2752)で問い合わせできる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195