知的財産ニュース 第47回「発明の月」発明有功者総79名を褒章

2012年5月18日
出所: 韓国特許庁HP

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韓国特許庁が主催し、韓国発明振興会が主管する「第47回発明の月」記念式が18日63ビルディングで開催された。この日記念式では、金・ファンシク国務総理、金・ホウォン特許庁長など600名余りが参加した中で、総79名の発明有功者に勲・褒章などを授与した。

記念式では、ユ・ジンニョン(株)LG化学副社長(技術研究院長)が金塔産業勲章を受章。ユ・ジンニョン副社長は、電気自動車用電池と3DTVの核心素材であるFPR(偏光フィルムパターン)など新素材開発において、国家産業競争力強化に非常に貢献したという評価を受けている。

銀塔産業勲章は、従来の高麗人参を加工して、成人病予防に効果的な特異成分含有量を高めた仙参を開発した金・ボクドゥク(株)ジンセンサイエンス代表理事と国内で最初にLCD核心部品の製作工程を国産化したリュ・ドヒョン(株)トップエンジニアリング代表理事が受章した。

この他、パク・ソンホ(株)ポスコ常務とアン・ビョンチョルLGディスプレイ専務が銅塔産業勲章、金・ヨンジン(株)大宇建設首席研究委員パク・ギョンヤン(株)ハレックスインフォテック代表理事が鉄塔産業勲章、ジョン・ホジンスンジン産業(株)代表理事とファン・イング韓国原子力研究院責任研究員が石塔産業勲章を受章した。

特許庁は、毎年国家競争力の向上に大きく貢献した最優秀発明者1名を「今年の発明王」に選定してきた。今年の「今年の発明王」の栄誉は、現代自動車 金・ヨンホパート長が獲得した。金パート長は、トヨタのハイブリッドに匹敵する国内ハイブリッド車両が皆無だった時代にトヨタの牙城に挑戦し、モーター自動変速機一体型構造のフルハイブリッド電気車を開発した。

今年の発明の月記念式では、発明有功者への授章とともに優秀発明品をはじめ国内に一点だけ残っている珍しい測雨器(錦営測雨器)が特別展示された。優秀発明品展示館では3DTV、電気自動車など先端発明品とともに実生活でのアイデアを具現した生活発明品も展示された。食べると眠気が覚める眠気退治アメ、手を怪我する心配なくきれいにつけられるホチキス、普段は日光遮断用として使用し、火事になった時は防火壁になる防火用自動閉鎖ルーバーなどが展示された。

金・ホウォン特許庁長は、今回の発明の月記念式は、韓国が今後知識財産強国として展開していこうとする誓いをする場だ」とし、「特許庁は、今後知的財産が特定階層ではなく、全国民の生活に定着するように、知的財産の大衆化に積極的に取り組み先導していく」と強調した。

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