知的財産ニュース 韓国特許庁長、一日の特許顧客相談員を体験

2012年9月25日
出所: 韓国特許庁

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特許顧客の意見を政策に反映し、利便性もさらに向上させる計画

韓国特許庁のキム・ホウォン庁長は、9月24日、韓国特許庁15層に位置している「特許顧客相談センター」を訪問し、一日相談員体験を実施した。

キム庁長は、この場で、特許顧客と相談員間の電話を聴取し、「特許顧客の相談員は、単なる相談だけでなく、顧客のヘルパーになってほしい。」と呼びかけ、「韓国特許庁は、現場の意見を直ちに政策に反映していくきめ細かな特許行政サービスを実施してく構えだ。」と述べた。

相談サービスに合わせて特許顧客の意見反映と利便性の向上に向け、サービスの強化にも乗り出している。

妥当性のある請願に対しては、出願、登録、審査、審判など、8つの業務領域を分離し、担当部署の検討を経て政策に反映し、その結果を顧客にお知らせする。

電子出願で困っている顧客がスムーズに出願を行なえるよう、「電子出願の案内画像」を製作し、10月から韓国特許庁電子出願システムの「特許路」にアップロードする計画だ。
※電子出願率:98%(2012年6月ベース)

これに先立ち、電子出願関連の相談需要に対応するため、今年から特許顧客相談センターに「電子出願専門パート」を運営しており、電子出願を行う際にPCのエラーが発生した出願人を配慮し、「PC遠隔支援組」を拡充した。「PC遠隔支援組」とは、出願書の作成など、電話では案内が難しい場合、相談員が顧客のPCに直接リンクして画面を見ながら1対1で相談するサービスだ。

一方、今年で10年目を迎える特許顧客相談センターは、韓国能率協会コンサルティングが主管するコールセンター品質指数(KSQI)で、韓国特許庁の代表電話相談窓口として、8年(05~12年)連続優秀機関に選定された。

資料:組織の構成:合計56人

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