知的財産ニュース 特許庁、中国進出企業のための知的財産権保護セミナー開催
2012年2月15日
出所: 韓国特許庁HP
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韓国特許庁は「中国進出国内中小企業のための知的財産権保護強化戦略」というテーマで、「韓-中FTAに備えた知的財産権保護セミナー」を17日(金)、特許庁ソウル事務所19階国際会議室で開催する。
中国は、韓国にとって最大の貿易相手国(貿易規模全体の24%)で、韓国企業の海外での知的財産権侵害被害が最も大きい地域(61%)、最近政府が韓-中FTA交渉の開始のための国内公式手続きに着手しただけに、中国に対する企業の関心は高い。
特許庁は、中国の知的財産権制度の説明および質疑応答、中国での活動における中小企業の隘路を聴取し、韓国企業の知的財産権保護のための対策を提示するためにセミナーを設けた。
セミナーは中国進出企業の関係者および弁護士、弁理士など知的財産権分野関連の従事者が参加するなか、中国の知的財産権法律制度の説明および紛争事例、韓国企業の知的財産権保護のための支援政策などを紹介する。
主要内容としては、韓国と中国の知的財産権法律・制度の違い、韓-中FTAで議論される知的財産権分野の争点、また、知的財産権の権利別(特許・実用新案,デザイン,商標,営業秘密)に、中国で発生した韓国企業の紛争事例と行政的・司法的な対応方策に対して説明する。
あわせて、特許庁は韓国企業の特許紛争対応のための国際特許紛争コンサルティング・訴訟保険事業と中国地域の知的財産権制度および紛争事例関連の情報提供事業、中国に位置する海外知識財産センター(IP-DESK)の業務などを紹介する予定だ。
特許庁産業財産政策局 李・ヨンデ局長は「韓国企業は中国で知的財産権の侵害を非常に多く受けており、韓-中FTAに備えて企業が抱える隘路事項に対し意見交換の時間を設けた。これをもとに、韓国の中小企業に実質的に役立つ政策を講じて、知的財産権保護に最善を尽くしていく」と述べた。
今回のセミナーに関する詳しい内容は、特許庁産業財産保護チーム(042-481-5761)または韓国知識財産保護協会(02-2183-5884)に問い合わせして下さい。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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