知的財産ニュース 模倣品販売常習者の情報公開

2012年5月10日
出所: デジタルタイムズ

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模倣品販売常習者に対する効果的な取締まり情報の共有などのための「模倣品販売常習者情報提供WEBページ」が構築される。

韓国知識財産保護協会によれば、2010年に模倣品の流通で2回以上摘発されたショッピングモールは12店だったが、昨年は71店と約6倍増え、常習的な模倣品の違法流通が徐々に増加している。これに対して協会は、模倣品販売常習者の情報公開WEBページを構築すると明らかにした。

模倣品販売常習者についての情報は、放送通信審議委員会とオープンマーケットで処理された結果をもとに協会が内部的に判断する予定だ。

関連業界は、模倣品販売常習者についての情報提供WEBページの構築を肯定的に見ている。昨年起こったソーシャルコマースのニセ論議とともに、現在もオープンマーケットなどのオンラインショッピングモールの模倣品問題が絶えないためだ。

業界関係者は「大部分の業者が模倣品の追放キャンペーンを行なっているのを知っている」とし、「模倣品から消費者を保護してサービスを強化するという側面で肯定的な措置だ」と述べた。他の業界関係者も「オープンマーケット市場の成長妨害要素のうちの一つが模倣品問題だ。模倣品の流通を根絶する契機になれば良い」と述べた。

模倣品販売常習者の情報提供WEBページは5月中に構築契約を締結し、来る10月中に構築を完了する予定。

ユ・ジョンホン記者

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