知的財産ニュース サムスン-アップルの最終審「衝突」

2012年12月7日
出所: デジタルタイムズ

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特許の有効性・賠償金の算定基準をめぐり激論

サムスン電子とアップルが米国特許訴訟原審の最終審議で特許の有効性と賠償金の算定基準などをめぐり、激しい攻防戦を交わした。ルーシー・コー裁判官は、扱うべき事案が多すぎるとして最終判決に多少の時間がかかることをうかがわせた。

米国時間の6日の午後、カリフォルニア州のサンノゼ連邦地方裁判所で繰り広げられた特許侵害の係争においてサムスン電子とアップルは、賠償金の算定問題やサムスン電子のスマートフォン端末の販売差し止め仮処分決定などをめぐって一歩も譲らない激論を繰り広げた。

特に、これまで守りの立場だったサムスン電子が攻撃的姿勢を見せ、関心を引いた。サムスン電子の弁護士は、特許163(ステップ・ツー・ズーム)が「あいまいな部分」があるため、裁判を改めるべきだと主張すると同時に、賠償金の算定過程でも陪審員が多くのミスを犯したと攻撃した。

サムスン電子は、「ギャラクシー・Prevailはデザイン特許侵害の事実がないのに、その部分まで含めて陪審員は賠償金を算定するなどのミスを犯した。」と指摘し、こうしたミスや特許の認知時点などを全て考慮すれば、8月の評決で決められた10億5000万ドル(1兆2000億ウォン)の賠償金のうち、約9億ドルの賠償金は間違っていると強調した。

アップルも反撃に乗り出し、陪審員が特許侵害を認めたスマートフォン26機種について販売差し止めの決定が下されるべきだと主張した。

サムスン電子は、しかし、そのうち23機種は、現在米国では販売されていないうえ、販売されている機種もデザインの迂回などを通じて侵害はないため、販売差し止めの処分は不当だと反論した。

コー裁判官は、この日、扱うべき事案が多すぎるため、最終判決に多少時間がかかると述べた。

コー裁判官は、審理を始めるに当たり、「事案が多すぎて複雑なので、質問が多い。全ての事案について総括的な最終判決を下すべきだが、現在では、事案別に判決を言い渡す計画だ。今月中に全ての事案について判決を言い渡すことはしない。」と述べた。

キム・ジュジョン記者

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