知的財産ニュース 「知識財産強国の夢の木」青少年発明記者が全国で活動

2012年5月11日
出所: 韓国特許庁HP

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偉大な発明家を夢見る小・中・高校生2,879人が11日、特許庁「青少年発明記者団」発隊式を行ない、発明記者として全国で活動を始める。

韓国特許庁は、創意とチャレンジ精神を持った青少年を養成するために2005年から青少年発明記者団を運営している。昨年まで1年で1,000人が活動したが、週5日制授業に適した創意的体験活動として見られ、今年は全国1,500校余りの学校で発明記者を推薦した。

この日発隊式では、取材専門教育と知的財産ニュースを作る発明キャンプも行なわれ、優秀な11人の記者には特許庁長賞および賞金も授与された。

金・ホウォン韓国特許庁長は激励の言葉として「知識財産強国の新しい出発は、青少年発明記者団が基盤を築く。」と強調し、「全ての学生が発明に対する関心を持って、創意性を養いながら世界を導く指導者になるだろう」と述べた。

今年からは学校長の推薦によって発明記者を選抜し、創意体験活動として認められ、活動実績を生活記録簿に記載する。また、小学生から高校生までの青少年期に安定した体験活動が可能なため、活動期間と優秀な記事の選定により昇級もできる。今年は総計136人が首席・責任・先任記者に昇級した。

発明記者は、毎月発明教師と新聞・放送記者が行なう記事作成教育をインターネット放送で受講する。また、テドク特区の研究員と特許庁の審査官がメンターとなり、記事作成および発明に対する疑問を解決してくれる。

発明記者は地域の発明イベントを取材した後、インターネットカフェに記事を毎月掲載することができる。大部分、オンラインで活動するため時間をかけずに行なえるのが長所だ。作成された記事は審査して毎月優秀記者を選抜し、学校に連絡して激励する。

特許庁は、リアルタイムで検索・活用できるように優秀な記事をデジタル新聞として発行し、発明記者の活動履歴をオンラインで発給するなど管理システムも構築する。

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