知的財産ニュース Good byeニセ物!ニセ物追放キャンペーン開催

2012年5月30日
出所: 韓国特許庁HP

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韓国特許庁と韓国消費生活研究院が共同で展開する模倣品追放キャンペーンが「Good byeニセ物」というテーマで5月30日、ソウル,梨花女子大学前の公園で開かれた。

特に、今回のキャンペーンは模倣品追放に消費者自らが対応しようという趣旨の下、消費者団体の韓国消費生活研究院が直接主管し、金・ホウォン韓国特許庁長ジョン・ホソク韓国知識財産保護協会長(現代モービス社長)金・ヨンファ韓国消費者団体協議会長カン・ドンソク訪ねたい街委員会委員長などがキャンペーンに参加、模倣品追放運動に消費者の参加を訴える予定だ。また、ホームショッピング、オンラインオープンマーケット担当者、国内有名商標権者など、国内の企業家も共に参加してキャンペーン活動を支援する。

キャンペーン当日、公式行事以外にも「本物を探せ!」、「『模倣品、私はこう考える』消費者参加アンケート調査」、「ニセ物を投げろ!」など、多様な消費者参加プログラムも共に進行し、消費者がニセ物の弊害を直接体験する機会も提供する。合わせて、模倣品関連の資料と商品、知財権保護広告公募展受賞作品を観覧できる展示プログラムも運営する。

また、今回のキャンペーンは、ソウルのみならず6月1日までの3日間全国6広域市の繁華街14ヵ所でリレー形式で行ない、模倣品追放運動を全国的に展開する計画。

韓国は、産業財産権の出願が世界4位で知財権強国だが、商標など知財権保護水準は先進59ヵ国中31位に留まっている。従って、健全な企業の育成および公正な市場秩序の確立のみならず、国家の品格向上のためにも模倣品追放に対する消費者の認識向上が必要なのが実情だ。

李・ヨンデ特許庁産業財産政策局長は「今回のキャンペーンは、模倣品の違法流通が消費者個人の健康と安全に害を及ぼし、ひいては国家競争力にも悪影響を与えることを消費者自らが体験する場として、合理的な消費生活を促進する契機になるだろう」と述べた。

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