知的財産ニュース 存在感増す中国企業、米国でR&D投資拡大

2015年6月23日
出所: 中国知識産権資訊網

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「世界の工場」からイノベーションのけん引役への転換を図る中国の企業は今、米国の研究機関に対する投資を急拡大している。トムソン·ロイターの調査でわかった。

10年ほど前には、米国の研究開発(R&D)拠点に中国企業の姿はほとんど見られなかった。しかし、トムソン·ロイターの世界知的財産データベースの分析によれば、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)などは現在、新たなソフトウエアからインターネットのインフラに至るまで、米国の研究者を使って特許を取得している。

トムソン·ロイターのデータによれば、尐なくとも米研究者1人が関わって中国企業が取得した特許発明件数は、2014年は910件に上り、過去3年間では毎年ほぼ倍増を続けている。その一方、米国から毎年生まれている膨大な数の特許に比べれば、中国企業が米国の研究開発から得られる成果はまだ際立って尐ないのが現状である。

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