知的財産ニュース アリババがコンテンツ市場へ本格進出、動画共有サイトの優酷土豆に買収提案

2015年10月19日
出所: 国家知識産権戦略網

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10月16日、中国電子商取引(eコマース)最大手のアリババ·グループは、動画共有サイト大手の優酷土豆に対して、未保有株の全てを取得し、完全子会社化する意向を提案したと発表した。業界では、アリババのこの動きはコンテンツ産業に対する布陣のスピードアップとみなされている。

現在、アリババは、優酷土豆集団(現在は合一集団と改称)の流通する株式の18.3%を保有している。残りの株式の取得価額は米国預託証券(ADR)1単位当たり現金26.60ドルでの取得を提案した。買収額は46億ドルに上るとみられ、アリババグループにとっては今年最大規模の買収案件となる。

同社は最近、一連の出資·買収によって、映像の制作から動画配信サイト、インターネットテレビなどの配信チャンネルまでを確保し、急速な成長が見込まれるコンテンツ市場への進出を本格化させている。

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