知的財産ニュース 広州市、知的財産権検察局の設立検討、知的財産権裁判業務を監督

2015年2月9日
出所: 国家知識産権戦略網

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広州市が、知的財産権関連事件の裁判業務を監督する知的財産権検察局の設立を検討していることが、このほど分かった。2月5日に開かれた広州市人民代表大会に出席した広州市検察院の陳思民副検察長は、現在準備作業を進めており、すでに省検察院に申請を提出したことを明らかにした。

昨年、広州市検察院は、知的財産権関連の犯罪事件657件で容疑者1271人を逮捕し、うち656件の容疑者1214人について、裁判所に公訴を提起した。陳副検察長によると、広州市では各区の検察院が知的財産権関連の民事事件の監督業務を、蘿崗区裁判所が知的財産権犯罪事件の監督業務をそれぞれ担当している。「各種類の知的財産権侵害事件の監督業務を一つの機関に集中させることは、法律適用の正確さや統一化に役立つ」との認識を示した上で、陳副検察長はさらに、検察官向けに実施する知的財産権関連法律の研修について、大学との協力も検討中であることを明らかにした。

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