知的財産ニュース 発改委が医薬品の価格制限を撤廃、特許医薬品に価格交渉制度を導入へ

2015年5月8日
出所: 国家知識産権網

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5月5日、国家発展改革委員会(発改委)は国家食品薬品監督管理総局等の中央政府7部門と共同で「医薬品価格改革の推進に関する意見」を発表し、医薬品の小売価格に上限を設ける政府指導価格制度を撤廃することを明示した。また、特許医薬品の価格について、価格交渉が適用されることを明らかにした。

これまで、中国の医薬品の価格は政府が定めていたが、6月1日から大部分の医薬品(麻酔薬や向精神薬の一部を除く)において「最高小売価格」(上限価格)が撤廃されることになった。これで約20年続いてきた薬品の「政府定価制度」が正式に終わりを告げることになる。今後医薬品の流通価格は市場競争に委ねられることになり、医療費が安く済むようになることが期待される。

特許医薬品の価格について、公開で透明な多方参加の交渉の後、価格が決定されることを明確にした。

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