知的財産ニュース アリババ、米マイクロソフトと権利侵害対策で協力

2015年1月9日
出所: 国家知識産権戦略網

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中国の電子商取引最大手のアリババ(阿里巴巴)集団はこのほど、米マイクロソフト社と知的財産権保護で協力すると発表した。双方は、淘宝網と天猫網のプラットフォームでマイクロソフトの知的財産権を侵害した可能性のある製品、サービス、情報を表示·発信·販売·輸出する行為の摘発で力を合わせることになった。

覚書に基づき、淘宝網と天猫網はマイクロソフトからの通報があれば、海賊版やライセンス供与を受けていないマイクロソフト製品に関するサイト、コンテンツ、画像、リンクなどの情報を直ちに削除したり非表示にしたりして、消費者が誤って購入しないように処理するという。

またこうした製品を誤って購入した消費者が損害賠償を主張する場合、アリババは関連部門に協力し、「支付宝」(アリペイ)などの関連会社に必要な情報を提供して、消費者が着実に権利を守れるようにするという。

両社はまた、消費者に対し、違法ソフトの危険性を周知する活動に取り組む。個人情報が盗み出され、コンピューターが正常に使えなくなるリスクなどを消費者に宣伝し、保護意識の向上に努める。

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