知的財産ニュース 偽物問題めぐり、アリババと国家工商総局の衝突激化

2015年1月29日
出所: 中国知識産権資訊網

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中国最大の電子商取引業者アリババグループが危機を迎えている。国家工商総局は先月28日、アリババ(阿里巴巴)集団に関する「白書」を発表し、アリババには5つの問題があるとした。アリババグループの傘下にある淘宝網(タオバオ)はこれに強く反発し、国家工商総局を相手取って訴えることを決めた。

工商総局が発表した「阿里巴巴(アリババ )グループに対する行政的な指導情況に関する白書」には、「アリババのネット通販プラットフォームが出店者に対する適切な監督を怠り、商品情報への審査が厳格ではなく、販売と管理がずさん」などの5つの問題があると指摘された。

これに対し、淘宝網はこの日の午後に声明を出し、ネット通販商品に対する監視報告書を発表した国家工商総局の劉紅亮司長は不適切な法執行などの行為を行い、誤った方法で客観的でない結論を下し、中国電子商取引従事者に甚大な影響を与えたとして、正式に異議を提起すると正面から対抗した。

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