知的財産ニュース 発展改革委:中国企業の信用欠如深刻、年間6000億元損失

2014年7月10日
出所: 法制網

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国家発展改革委員会によると、詐欺、模倣品製造販売など中国企業の信用問題に関わる直接·間接的な損失額が年間6000億元(約9兆8000億円)に上るという。国家発展改革委員会と中国人民銀行が社会信用体系整備推進に関して9日行った記者会見で明らかになった。

発展改革委の田錦塵財政司長が会見で、「ビジネス詐欺、模倣品製造販売、脱税、食品安全などを含む信用欠如の問題は中国の国際的イメージを損なうだけでなく、企業に年間6000億元以上の損失をもたらしている」と指摘した。信用情報取得に関する環境の未整備が、企業の信用欠如を助長し、模倣行為などを繰り返す悪徳企業が後を絶たないという。

田司長によると、事態改善に向け、発展改革委は現在、全国統一の信用情報システムの構築と国の公式サイトの設立に着手している。「各業界、各地方、各部門に散在する大量の情報を整合し、全国範囲で自由に調べられるように整備することが急がれる」と田司長が語った。

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