知的財産ニュース 富士フイルムが再生医療技術を中国に、上海に現地法人を設立

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富士フイルムは25日、中国での再生医療事業を展開するため、上海市浦東新区に現地法人「富士生物科技（上海）有限公司」を設立したと発表した。中国で日本の大手が再生医療を手掛けるのは初めてで、同社は、先進医療技術の臨床応用を承認する中国の制度を生かして、2015年の事業化、表皮培養サービスを医療機関に提供することを目指す。

新会社は上海市の張江高科技園区に位置する。富士フイルムのグループ会社で、日本で再生医療を事業化しているジャパン·ティッシュ·エンジニアリング（J-TEC）の事業モデルやノウハウを生かす。

富士フイルムが中国で再生医療を展開するのは、日本の大手で初めてとなり、拡大が見込まれる中国市場で早期に地位確立することが狙いだとされている。