知的財産ニュース 中国のロボット利用が世界平均大きく下回る、今年発展の好機を迎える

2014年3月19日
出所: 第一財政日報

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産業用ロボットの世界市場は急成長期に突入した。特に、中国の市場は年々拡大し、2014年は台数ベースで世界最大の市場になると見られる。

一方、世界中で稼働している産業用ロボットのうち、中国国内で稼働しているものの割合は6%しかなく、日本の33%、アメリカの16%、ドイツの14%との差が大きい。また、製造業従業員1万人当たりの産業用ロボットの利用台数から見れば、韓国は347台、日本は339台、ドイツは261台で、中国はたったの21台、世界平均水準の55台の半分にも及ばない。生産地と保有量から見れば、日本は世界有数の「ロボット大国」。世界の産業用ロボットは3分の2が日本で生産され、3分の1が日本で稼働している。

高工産業研究院の鄭利瑶副院長はこのほど、「高工産業研究院春季投資分析会」で、「政策と資本の2つの要素を受けて、今年、中国の産業用ロボット業界は発展の好機を迎える。今年は中国の産業用ロボット業界の発展元年になる」と述べた。中国の産業用ロボットは、2013~2015年は成長期に入り、2015年には急成長を実現し、2025年以降に中国市場のロボット保有量は先進国のレベルに接近する見通しだ。

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