知的財産ニュース 東芝、フラッシュメモリー特許侵害で台湾企業4社を提訴

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東芝は3日、同社の保有するNAND型フラッシュメモリーの特許権を侵害したとして台湾企業4社を台湾知的財産権裁判所に提訴したと発表した。

被告4社は台湾のパワーチップテクノロジーとパワーフラッシュテクノロジー、ゼンテルエレクトロニクス、シーティーシー。4社が半導体の回路の書き込みに関する特許を無断で使い、製造·販売を行っているとし、東芝は1億台湾ドルの損害賠償金と関連製品の製造販売の差し止めを求めている。

東芝は1987年に世界で初めて、スマホに幅広く使われているNAND型フラッシュメモリーを開発した。これまで東芝は、パワーチップテクノロジーに対し特許の不正利用に関して協議を申し入れていたが、一切応答がなかったため、提訴に踏み切った。