知的財産ニュース 最高裁、民生保障典型事件7件を公表、著作権紛争など

2014年2月17日
出所: 新華網

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最高人民法院(最高裁)は2月17日記者会見を開き、民生保障分野の7つの典型的な事件を公表した。請負契約紛争、著作権紛争、国家賠償、医療紛争などが含まれる。最高裁の孫軍工報道官は、公開を通じて公正を促すことが狙いで、今後はこのような形による裁判公開の度合いをさらに強化すると表明した。

著作権紛争事件は、有名な作家·翻訳者·学者である楊絳氏が中貿聖佳国際競売会社を訴えたもの。夫で文学者·作家の銭鍾書氏の私的書簡を競売にかけることに強く反対し、著作権が侵害されたと主張。北京市第二中級人民法院でその書簡の著作権を認め、権利侵害に当たると判断して楊絳氏の主張を支持する一審判決を下した。

孫軍工報道官は、裁判所の司法公開に関する三大システムはほぼ整備しており、今年も司法公開を重点活動として推進すると明らかにした。また、典型的事件の公開で法律知識の普及に寄与したいと話した。

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