知的財産ニュース 上海自由貿易区 知的財産法廷設置へ

2014年9月18日
出所: 国家知識産権戦略網

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上海市に開設された「自由貿易試験区(FTZ)」には、知的財産法廷が設置される見込みだ。16日に行われた上海市人民政府参事室の第8回参事フォーラムの席で、管理委員会の朱民副主任が明らかにした。

朱副主任がフォーラムで説明したところによると、上海FTZは管理委員会の下に「知識産権局」を設けて、管理とエンフォースメントが統一されたメカニズムの模索·改善に取り組む方針である。また、FTZに知的財産法廷を設置するほか、コンサルティング、調停、仲裁など多様化された紛争解決ルートを備える運営メカニズムを模索していく。国内企業と外資系企業を同等に取り扱うビジネス環境を創出するなどの面で、飛躍を遂げることを目指すという。

朱副主任によれば、現時点で、毎月700社余の外資系企業がFTZに進出し、うち23%は外資系企業である。今年1~8月に入居した企業の数は前年同期の10.9倍になった。

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