知的財産ニュース 大学教員の評価で研究指標を過度に重視、教育部「意見」で改善求める

2014年1月2日
出所: 新華網

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教育部は12月30日に出した通達の中で、大学教員の職名、所得を定める際に論文や特許などの数を過度に重視する現状を改善するよう求めた。

大学の科学技術評価体制の改革に関するこの「意見」において、教育部は統一化、数量化を特徴としたこれまでの評価体制が研究促進で果たした役割を評価した一方、質よりは数、内容よりは形式を重視する風潮に繋がった現状や、成果の普及·移転、教学活動、人材育成への取り組みの不足などを指摘した。

「意見」によると、国は今後、研究者やイノベーションチーム、研究拠点、研究プロジェクトそれぞれの特徴を踏まえ、誠実信用、イノベーション貢献、研究と教学の結合、普及啓発などを総括した評価体制の確立に努める方針。特に評価体制の公開性、独立性、客観性と、研究成果の共有に寄与することが強調された。

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