知的財産ニュース 国家発改委、ベンツ上海事務所を独禁法違反容疑で立ち入り調査

2014年7月30日
出所: 新華網

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国家発展改革委員会(発改委)の独占禁止調査チームは8月4日、ベンツ上海事務所に事前の通知なく立ち入り調査を行ったことが分かった。数名の上級管理職から聞き取りを行ったほか、事務所のパソコンも強行的に捜査した模様。

中国商務部は6月から、自動車業界を含む幾つかの業界における潜在的独占行為について、調査·取締を始めると発表した。その際、ベンツ中国法人のニコラス·スピークス(Nicholas Speeks)CEOは発改委と連絡を取り合っていることは認めたが、調査を受けていることについては否定した。

ベンツ中国は立ち入り調査の1日前、自主的に中国市場の部品価格の調整計画を発表した。9月から修理用部品価格を平均15%引き下げるという。今回の立ち入り調査は、ベンツの完成車販売価格、最低転売価格の制限政策、修理部品の高価格が対象になっているとみられ、当局が独禁法取り締まりを強化する姿勢を示した形となった。

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