知的財産ニュース 中国、米国と日本に次ぐ世界3位の対外投資国に=UNCTAD報告書

2013年7月1日
出所: 国際オンライン

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国際連合貿易開発会議(UNCTAD)がこのほど発表した2013年版の「世界投資報告書」によると、中国は2012年に、実行ベース外資導入額が2%減少したが、対外直接投資は過去最高の840億ドルを記録し、米国と日本に次ぐ世界3位の対外投資国になった。また各国の投資促進機関が行った調査によると、中国は対外直接投資を行う国の中で最も将来性がある国だという。

UNCTAD投資企業部門の詹暁寧代表は「中国の海外直接投資の増加は世界の注目を集める」と述べた。詹暁寧氏によると、中国の対外投資は過去10年間で量的に飛躍的に増加したが、向こう10年は質が向上する見通し。中国企業の対外投資のなか、海外のインフラへの投資増加は特に目立ち、例えば、東南アジアのインフラへの投資は過去の数年で迅速に上昇しているという。

外資導入の面では、詹暁寧氏は「2012年の外資導入額が2%減少したものの、中国は依然、外資の流入規模が最も大きい発展途上国であり、海外からの投資流入額はアメリカに次いで世界2位だった。中期的に見れば、中国は多国籍企業にとって最も魅力的な投資先であり続けるだろう」と述べた。

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