知的財産ニュース 知的財産権保護への社会満足度調査が初めて実施、3協会が発表

2013年4月24日
出所: 法制日報

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中国専利保護協会と中華商標協会、中国版権協会は4月23日、共同記者会見を開き、国内で初めて実施した知的財産権保護の満足度調査の結果を発表した。昨年の知的財産権保護満足度は63.69点で、合格レベルに達しているものの、総体的に低い数値となっている。また、法執行問題に最も関心が寄せられており、知的財産権侵害の賠償額への満足度が最も低いことがわかった。

3協会と北京美蘭徳信息公司が共同で進めた同調査は、法律·政策保護、法執行、管理·サービス、啓蒙普及の4分野の満足度について、4つの直轄市と27の省都で実施され、1万6296件の回答が回収された。

満足度の高い順は啓蒙普及、法律·政策保護、管理·サービス、法執行となっている。知的財産権の法執行問題への関心が一番高く、権利侵害の深刻さや紛争処理の適時さ、不十分な損害賠償額に批判が集中した。「権利侵害が減少している」との回答はたった54%で、権利侵害賠償の適時さと金額に不満の回答はおよそ半数の48%に達している。

このほか、一般市民や専門家より権利者のほう、企業の中で外資系企業のほうが満足度が高いこともわかった。

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