知的財産ニュース 著作権・クリエイティブ産業の付加価値がGDPの5.4%に、山東省

2013年11月6日
出所: 法制日報

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山東省は近年、著作権とクリエイティブ産業が目覚ましい発展を遂げている。国家版権局が山東省に棗荘台児荘国家級著作権貿易基地と青島国際著作権取引センターを設立したことが、同省の著作権·クリエイティブ産業の発展を一段と促進した。昨年の著作権·クリエイティブ産業の付加価値は2006年の600億元から約3000億元にまで増加し、対GDP比は2.7%から5.4%に向上した。

山東省は2004年7月1日に著作権保護に関する国内初の地方法規、「山東省著作権保護条例」を施行した。その後、「山東省作品自主登録暫定弁法」と「党政機関ソフトウェア資産管理弁法」など一連の法律法規を発布した。同省は、昨年6月に完成した政府機関のソフトウェア正規版化作業に2億2000万元を投入して25万セットのソフトウェアを購入した。

山東省は権利侵害、海賊版の摘発にも注力している。ここ数年3000件以上を摘発し、権利侵害製品340万点を差し押さえた。青島市文化市場行政法執行局は2012年、国連から著作権保護の金賞を受賞した。

著作権·クリエイティブ産業の発展に相応しい環境の構築に向け、山東省は著作権登録、取引、担保、譲渡など分野の公共サービスの推進にも取り組んでいる。著作権登録無料イベントの実施などで、同省の著作権登録件数は年間2万件以上を維持している。

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