知的財産ニュース 国家知識産権局、PPH出願4703件受け付け、日米利用者が多い

2013年11月27日
出所: 中国知識産権資訊網

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国家知識産権局は現在、日本、米国、ドイツ、韓国、ロシアなど12国の特許管理機関と特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムを実施している。今年9月末時点の統計によると、国家知識産権局は1071件のPCT−PPH出願を含む4703件のPPH出願を受け付けた。海外における特許出願を速め、特許の質の向上にもつながるPPHは国内外の権利者と代理機構から注目を集めている。

国家知識産権局が受け付けたPPH出願は主に日本、米国の権利者から提出されたものである。一方、華為技術(ファーウェイ)や中興通訊をはじめ、ますます多くの国内権利者がPPHを利用するようになった。6月末時点の国内権利者によるPPH出願は583件に達し、この内、PCT−PPH出願は422件だった。200件以上のPPH出願を請求したファーウェイの関係者によると、米国特許商標庁での出願は以前、FA期間が2、3年もかかったが、PPHの場合はたった1、2ヶ月で審査待ち期間が大幅に短縮された。

「快速な審査体制であるPPHは新しいもので、国内権利者が慣れるまでは一定の時間がかかるが、必ず海外出願を速めるための重要なルートになるだろう」と国家知識産権局審査業務管理部の責任者が語る。

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