知的財産ニュース バイエル・マテリアルサイエンス、上海で亜太地域研究開発センター設立

2013年5月22日
出所: 新民晩報

ipshow_BID_3635.html

独製薬·化学大手バイエルグループ傘下のバイエル·マテリアルサイエンスが上海で設立したアジア太平洋地域研究開発センターは先日、正式運用を開始した。

ポリウレタンやポリカーボネート、塗料などの分野でバイエルの基準を満たす先端施設で、研究開発の能力、プロジェクト、製品などの面で不可欠なイノベーション中枢になることを目指す。「2020年までに、中国製造の技術を全世界に輸出したい」と同社の最高経営責任者(CEO)であるパトリック·トーマス氏が語った。

アジア太平洋地域におけるイノベーションの中枢として、 同研究開発センターは、バイエルグループの上海やタイ、日本の生産拠点を含む生産ネットワークと提携して、韓国や台湾、日本にある研究開発施設にサポートを提供する。

アジア太平洋地域はバイエル·マテリアルサイエンスの成長が最も速い地域で、2012年の売上高は31億5000万ユーロ。同地域におけるインフラ整備事業や、自動車、民生用電子機器、住宅などへの需要に支えられたという。

本ページに関するお問合せ

ジェトロ・北京事務所 知的財産部
Tel:(+86)10-6528-2781(日本語可)
E-mail: PCB-IP@jetro.go.jp