知的財産ニュース 日系自動車メーカーが中国で「最先端技術」で攻撃、新車販売シェアで首位を奪還

2013年12月16日
出所: 参考消息網

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中国における日本車の販売が急回復している。中国汽車工業協会によれば、中国市場の11月の国別の販売台数は日本車が32万5400万台で1位、続いてドイツ車が26万4400台、米国車が21万4700台、韓国車が14万5000台となった。乗用車市場での日本車の販売シェアは19.2%で国別1位となった。

2012年9月以来、中国市場における日本車の売り上げは低迷していたが、11カ月ぶりに日本車は乗用車の新車販売に占めるシェアで首位を奪還した。

日本車の販売が急激に伸びていることについて、業界では、「日本自動車メーカーが実施している値引き販売やアフターサービスの充実が消費者の満足度を高めているため」と分析したほか、世界最大の自動車市場となった中国で、釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)問題で落ち込んだ販売を回復するため、日本は「最先端技術を採用した自動車を中国で生産、販売する手段に出た」と指摘する声もあった。現在、ハイブリッド車を重要視していることがこの戦略を表しているという。

報道によれば、ホンダは2014年1月に中国に新たに現地市場向けの新車を開発する部門を設立する。ホンダは2016年から中国で合弁相手の東風汽車、広州汽車と共同開発する低価格のハイブリッド車を販売する計画だとも報じられた。

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