知的財産ニュース ファーウェイがテレマティクス分野に進出、初の車載モジュールを公開

ipshow_BID_4392.html

中国通信設備大手のファーウェイ（華為技術）は11月27日、同社が開発した初の車載通信モジュールME909Tを公開し、テレマティクス分野に進出することを正式に発表した。

同社関係者によると、ファーウェイは2011年にテレマティクス分野の投資規模を拡大した前からも同分野の研究開発に携わっていた。今後は年間1億元以上の投資を続け、年商50～60億元のテレマティクス·モジュール分野のリーダー企業を目指す。一方、ファーウェイの年間研究開発費は約300億元で、テレマティクス分野への投資は大海の一滴としか言えない。

中国の自動車生産台数は2015年に2500万台に達し、テレマティクス搭載車種は高級車から一般車まで拡大されることが見込まれる。また、中国ではテレマティクスを搭載した車が10％を超え、市場規模が1500億元以上に達する見通し。ファーウェイの外に、エリクソンやノキアシーメンス、中興通訊などの国内外の通信設備大手も同分野に参入している。