知的財産ニュース 中国TOP500社のR&D支出の伸び幅が減速、104社が前年比減少

2013年9月5日
出所: 南方日報

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雲南省昆明市で8月31日に開かれた「2013中国企業TOP500社発表会·中国大企業サミット」で最新の中国企業TOP500社が発表された。中国企業の研究開発費(R&D支出)、専利(特許、実用新案、意匠を含む)数、国際化度合いなどの変化が注目を集めた。

同ランキングによると、TOP100社の国際化指数の平均値は13.98%で、前年の12.93%より1.05ポイント上回った。TOP100社の海外における資産は4兆4869億元で前年の3兆8221億元より17.39%増えた。

TOP500社の専利保有件数は去年より28.75%と大幅増加し、33万2700件に達した。一方、研究開発への投入は減速傾向が見られ、研究開発強度が1.27%で2年連続下落した。このうち、R&D支出が前年を下回った企業は104社で昨年より28社増加した。

国がイノベーション駆動戦略を推進する中、企業のR&D支出が減速した原因について、1. 研究開発の立ち後れ、2. 長期的な知的財産権戦略の欠如、3. 低い知的財産権移転率――の3つを業界関係者が指摘した。

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