知的財産ニュース NEC、重慶市に現地法人を設立、スマートシティ推進

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NECは12月4日、重慶市における現地法人、NEC（重慶）信息系統有限公司を設立することを正式に発表した。登録資本金は700万米ドル。職員は約20人で、5年後に200人規模に拡大する。これにより、NECが重慶市でスマートシティ、クラウドコンピューティング業務を本格的に展開することになる。

重慶市は国の中西部大開発戦略の中心都市として、都市化や工業化、都市·農村一体化を主眼に経済発展に取り組んでいる。NECは今年4月、重慶市と戦略パートナーシップを結成し、スマートシティとクラウドコンピューティング推進で提携することに合意した。NECはIT人材育成、先端技術開発、新製品·サービスなどを展開し、ICT技術を駆使して重慶市の産業グレードアップ、モデル転換を支援し、重慶市はNECの業務を後押しする。

新会社はICTソリューションプランの開発·販売を中心に、2014年3月までにクラウドコンピューティング·データセンターの運用を開始し、政府、交通、防災、エネルギー、医療、農業などに向けたクラウドサービスを提供することを目指す。このほか、重慶市が設立する「国際クラウドコンピューティング学院」に教育プログラム、技術的支援を提供し、クラウドコンピューティング技術開発を行う研究所を設置することも計画している。