知的財産ニュース 日本企業のR&D支出が今年5.4％増の見通し、4年連続増加

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円安により業績が回復している日本企業は研究開発への投資意欲が高まっている。主要企業約300社に対する調査でわかった。

「研究開発費（R&D支出）を増加する」企業が43％、「設備を更新する」企業が18％である一方、「給料を増加する」企業はゼロに近かった。研究開発と技術革新を高く重視する日本企業の理念が伺える。

調査を受けた企業の今年のR&D支出は前年より5.4％増える見通しで、昨年の4.3％を上回り、4年連続の増加となっている。TOP3はいずれも自動車企業である。首位はトヨタで11.4％増の9000億円、2位ホンダは12.4％増の6300億円、3位日産は8.11％増の5080億円となる。

日本は研究開発を最も重視する国の1つで、2011年のR&D支出が世界一の17兆3000億円。このうち、政府によるR&D支出は2割未満で、企業のR&D支出は8割以上を占める。