知的財産ニュース 欧州特許庁の翻訳システムに「中英翻訳」を導入、利用数は年間4万件

2013年11月26日
出所: 人民網

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国家知識産権局(SIPO)の田力普局長と欧州特許庁(EPO)のバティステリ長官は11月26日北京で会見し、双方の2014年度の活動計画を含めた複数の協定に署名した。これにより、中国とEUの戦略的協力パートナーシップが一段と推進された。

バティステリ長官は双方の戦略的協力パートナーシップは長期の発展を視野に入れたもので、特許に係わる手続などの融合でそれぞれの優位性を生かし、国際特許システムの基盤構築に寄与するだろうとの認識を示した。双方は現在、審査官が相互の電子文書を調べて必要な特許データを取得することができるシステムを開通している。同システムにより業務の効率と質が大幅に向上し、出願者の待ち時間が短縮された。

このほか、昨年末に運用開始された「中国語·英語機械翻訳ツール」は世界の技術者、研究者が2つの重要言語で書かれた数百万件の特許文献を入手できるようにしている。バティステリ長官によると、「中英相互翻訳」を同庁の特許翻訳システムに取り入れる初の試みであるが、年間約4万件の翻訳請求を受け付けるほど、この無料サービスは非常に歓迎されているという。

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