知的財産ニュース 電子商取引企業の6割が知的財産権紛争を経験、不正競争紛争は3割

2013年1月18日
出所: 国家知識産権網

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中国電子商取引研究センターがこのほど発表した「2011−2012年度中国電子商取引法律報告書」によると、電子商取引企業の61.54%が知的財産権紛争、38.46%が契約紛争、30.77%が不正競争紛争、23.08%が債務紛争、15.38%が労使紛争、7.69%が行政法執行紛争を経験したことがあることがわかった。また、「経験したことが無い」と答えた企業が30.77%だった。

知的財産権関連紛争の比率が遥かに高い原因について、電子商取引に密接に関わる著作権、特許権、商標権などの保護は、情報の公開性が特徴であるインターネットでは管理、監視が難しいと分析されている。また、地域制限を受けないインターネット上の権利紛争の処理も難題で、権利侵害者の認定、裁判所管轄権の確定、証拠集めなどの課題により、電子商取引業界で知的財産権紛争が特に多かったと同センターの研究者が指摘している。

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